健康ブログ｜ＡＧＡ（男性型脱毛症）とは？自宅で何とか出来る方法はないの？

今回はＡＧＡについての説明と、自宅でＡＧＡに対して何かできないのかということを説明します。
自宅でＡＧＡに対してできることがありますので、ぜひ最後までお読みください。

【ＡＧＡとは】
ＡＧＡは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」を意味します。 成人した男性でみられる髪が薄くなる症状のことです。

ＡＧＡは局所から進行していく特徴があり、女性型脱毛症が全体的に薄くなっていくのとは対照的です。

また、女性が４０代以降に発症することが多いのに比べて男性は発症年齢が早いです。

症状としては、ヘアサイクル（毛周期）が短縮して、毛が生え代わりながら軟毛化してきて、脱毛している部分の頭皮が固くなります。

これも、女性型脱毛症とは違う症状で、女性型脱毛症では脱毛が進行するとヘアサイクルの休止期が長期化することでヘアサイクル全体の期間が男性とは逆に長くなって、これによって毛髪の密度が全体的に低下するという状態になります。

ＡＧＡの主な原因は男性ホルモンとされています。

よく言われる「遺伝」ですが、男性ホルモンの影響を受けやすい体質が遺伝するとＡＧＡが起こるとされています。

また、血行不良や頭皮の汚れ、ストレスなどもＡＧＡの原因になります。

【ヘアサイクルについて】
ヘアサイクルという言葉が出てきましたので説明しておきます。

ヘアサイクルとは、毛髪の生え代わりをいい、
成長期初期→成長期（5年前後）→進行期（2～3週）→休止期（2～3か月）→成長期初期→・・・（繰り返す）
というように４つの時期を繰り返します。

成長期が一定の期間を経て成長が止まり、毛根が頭皮の表面に押し上げられて、休止期を経て脱毛します。

その後、また新しい毛が発生します。

それぞれの時期の詳細ですが、

成長期初期：毛乳頭を抱えこむように位置している毛母細胞が分裂を繰り返して増殖している時期で、新しい毛髪が生え始めるための準備がされている時期です。

成長期：毛球の中で毛乳頭が盛んに栄養を取り込んで毛母細胞に供給。

これによって毛が伸びて太くなる時期です。

毛髪は１か月に約１センチ伸び、毛髪１本あたりの寿命は５年前後とされています。

進行期：毛母細胞の細胞分裂が止まって毛球が収縮。毛根が上に押し上げられていき、毛乳頭と毛球が離れていきます。
休止期：毛母細胞のもとになる毛芽が活発になるまで待機している時期です。

このように４つの時期を経て、また成長期初期が始まります。

ＡＧＡでは、ヘアサイクルのなかで男性ホルモンが成長期初期に作用して毛が太い毛に成長せず、そのまま成長期を終えてしまうことを繰り返して、これによって毛髪が薄く見える状態になります。

【自宅でＡＧＡに対して何かできないのか】

自宅でＡＧＡに対してできることがあります。

日ごろから洗髪などで頭皮を清潔にしておくということ以外に、以下のようなことができます。

 

＜育毛剤（発毛促進剤）を使う＞

ドラッグストアや通販などで入手できます。

育毛剤は有効成分を配合した医薬部外品で、頭皮に塗布して使います。

育毛剤は、頭皮の細胞に直接働きかけるのではなく、頭皮の血行促進や保湿などで頭皮環境を整えることを目的としていますので、作用は緩和なものとなっています。

ミノキシジルは育毛剤には配合されていません。

 

＜発毛剤を使う＞

ドラッグストアや通販などで入手できます。

発毛剤は主要成分としてミノキシジルが配合されている第１類医薬品で、頭皮に塗布して使います。

ミノキシジルは多くのＡＧＡクリニックや発毛剤で使用されていますので認知度も高いと思います。

もともとは血管を拡張させて高血圧を治療する薬として開発されたものですが、血管を拡張させて髪を強くする効果があります。

また、毛母細胞に直接働きかけて毛母細胞の活動を活発にします。

 

＜オンラインで受診できるＡＧＡクリニックを受診する＞

ＡＧＡクリニックの中には自宅でオンラインで受診でき、処方せんを出してもらえ、薬が届くというクリニックがあります。

発毛剤との違いとしては、ミノキシジルの濃度があり、発毛剤は５％までですが、クリニックの処方の場合は７～１５％までとなっています。

また、発毛剤は頭皮に塗布しますが、クリニック処方では（医師の診察のうえ）服用して使います。

目的としても、発毛剤が、薄毛・抜け毛の予防のみであることに対して、クリニック処方では、薄毛の進行を止める・発毛させる、ですので、大きな違いです。

そして、発毛剤は自己判断で行うケアであることに対し、クリニック処方では医師による治療になります。

以上が自宅でＡＧＡに対してできることですが、効果で比べると、
育毛剤　＜　発毛剤　＜　クリニック処方
となります。

ＡＧＡの進行はゆっくりですが、何もせずに放っておいても進行は止まりません。

今回の記事を参考にして、自宅でできるＡＧＡへの対応を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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